サーフィンにはコーチが必要?


PHOTO: © WSL/Kelly Cestari

「終わり良れば全て良し」

今年のフィジー戦はファイナルデイに波が良くなり、ワールドツアーらしい戦いを楽しめました。

優勝はウィルコ。
2位はコナー・オレアリー。

共にグーフィーなので、フロントサイド。
ツアーではレフトのポイントブレイクが少なく、ファイナルデイのマニューバー勝負は見応えあり。
ウィルコは昨年から一気に強くなったので、優勝も不思議ではありませんでしたが、ルーキーのコナーの結果は誰も予想していなかったでしょう。
コナーは見た目、もろオージーですが、母は日本人なのでハーフです。
日本人として応援したいですよね。

そんなコナーのコーチはルーク・イーガン。
内股気味のスタンスがトレードマークで、現役時代はグーフィーの中で最もスタイリッシュなサーファーだった記憶があります。
(それにイケメン)

ウィルコのコーチは昨年相当話題になったスーパーコーチのマイクロことグレン・ホール。
彼は選手としては開花しなかったものの、コーチとしての手腕は特筆すべきものがあります。

選手とコーチとしての関係は今年で2年目。
しかし、彼らは10年も前からの親友であり、マイクロはウィルコの才能を見抜き、引退後にワールドタイトル候補まで変える素晴らしい仕事をしている

他の選手もそうですが、現在のワールドツアー。
QSのトップクラスはコーチをつけるのが普通。

ジョン・ジョンにはロス・ウィリアムス。
コロヘにはマイク・パーソンズなど。

今年のフィジー戦は特に選手だけではなく、コーチ同士の対決とも言われており、イベント前のトレーニング、サーフボードの選択、ヒートの戦略。
ヒート中には選手の側にいることが許されるため、アドバイス、テクニック、モチベーションの維持などもしていたそうです。

その他、マイクロのようにウィルコの他にタイラー&オーウェン・ライトと他の選手のコーチも兼任する場合は「チーム」の監督としての役割もあり、サーフボードのシェイパーとのコンタクト、広報担当、選手のスケジュールや睡眠の管理まで仕事が広がっています。


PHOTO: © WSL/ Ed Sloane

■ルーク・イーガン

「自分がコンペティターだったあの日に戻ったようで楽しいよ。当時のツアーは友人同士でお互いにコーチをし合っていたんだ。誰かを連れていく余裕なんかなくて、’ワンマンバンド’のようだったのさ」

「コナーとウィルコは一週間を通して誰よりも調子が良かった」

ルークはコナーの他にもウィメンズでコートニー・コンローグをコーチしており、彼女の優勝に大きく貢献。
彼自身もフィジーでは2000年に優勝経験があり、その年のランキングは2位になっています。

■コナー・オレアリー

「全てのイベントにルーク・イーガンをコーチにつけることが出来るなんて、とても贅沢に感じている」

SFでコナーが倒したジョエル・パーキンソンは、2012年のワールドタイトルを獲得した年にルークにコーチをしてもらっている。それが今回のジョエルとの対決の戦略にも活かされていた。

■ケリー・スレーター

「ウィルコの今年と昨年の違い。今年の彼はゴルフをプレイしているみたいなんだ。彼が仕事を終えてもマイクロは彼をプレイさせるよ」

コーチ無しで11度のワールドタイトルを獲得したケリー・スレーターは、マイクロの影響を軽視。

ウィルコは他のどのサーファーよりもコーチが成功に不可欠だと知っている。

’ワンマンバンド’の時代は終わり、ファイナリストを生んだマイクロやルークのようなコーチには新たなビジネスが用意されている。

ちなみにコーチの収入は賞金の10%が相場。
すでにウィルコは196,500ドルの賞金を得ているため、マイクロの収入は19,650ドル。
日本円で200万円強。

昨年のウィルコの賞金は331,750ドル
マイクロの収入は33,175ドル。
日本円で360万円強。

これにタイラー、今年はオーウェンの賞金が加わるから、もっと収入は高いと思うけど、
決して稼いでいるとは言えませんよね。


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They're much more than coaches, and that's why their star players are winning.