2020年東京オリンピック 史上初の種目 サーフィン まとめ

PHOTO: ISA / Ben Reed

2015年に決定した2020年東京オリンピックの追加競技「サーフィン 」

過去にサーフィン大国オーストラリアで開催されるシドニーオリンピックでも協議されたことがありましたが、見送られてしまい、今回が史上初。
このオリンピックデビューにサーフィン業界も盛り上がっています。

残り1年半。
2019年は参加選手も決まるし、チケットの販売価格や購入方法も公表されたし、サーフィンをしならない人にも分かりやすいように一度まとめてみます。

競技会場

千葉県の一宮町「釣ヶ崎海岸」
通称「志田下」

7/26〜7/29の4日間

「志田下」が選ばれた理由を推測すると
日本国内で最もサーフィン出来る日が多く、波も良い日が多いのは千葉県。
その中でも昔から上級者が集まってコンテストも多数開催され、実績がある場所。
なおかつ、東京から近いからです。
強いて言えば、他に愛知の田原市、通称「伊良湖」や宮崎県なども候補としてあげられますが、いかんせん東京から遠い。

「志田下」の特徴としては海の目の前にある鳥居。
これ、日本っぽくて点数高いです。

オリンピックが決まってから駐車場も整備され、
トイレや海外の海によくあるシャワーも設置されて以前と比べると見違えるように綺麗になっています。

道路を挟んで反対側にも駐車場になるスペース(国際大会などがある時は解放される)もあるので、
キャパシティは結構大きいです。

周辺にはホテルや民宿なども多数あり。
飲食店、サーフショップも驚くほど沢山あります。

今までの国際大会でもあった通り、期間中は一宮駅からシャトルバスが運行されると思います。
まあ、一番便利なのは車でしょうが…。

会場は「志田下」で決定と言われていますが、あくまで裏の情報として少し前から噂れているのが、人工プールによる開催。
ケリー・スレーターというサーフィン界のマイケル・ジョーダンみたいな選手が10年の歳月をかけてカリフォルニアに建設。
動画を見て頂ければ分かる通り、プールとは思えない素晴らしい波です。

オリンピック開催時期の7月末は台風が来ないと波が期待できません。
小さくてもサーフィン競技は可能なものの、今のところ開催期間が7/26〜7/29の4日間と限られているので、最悪の事態も考えられる。
それが自然を舞台としたサーフィンの難しさでもあります。

この人工プールは「サーフランチ」の名称でケリーの故郷であるフロリダにもう一つ建設予定。
そして、日本には千葉の木更津ですでに用地買収が済み、日本での登録もされ、あとはいつ建設されるのか?という状態のようです。

一宮町はオリンピックムードで高まっているし、今更変更なんてないんじゃない?とも思いますが、
「サーフランチ」にはオリンピックにも絡んでいる世界最大のサーフィンプロ組織「WSL」が関わっているので、ひっくり返る可能性もあります。

「サーフランチ」ではすでにいくつかのコンテストも開催され、成功に終わっています。
同じ波が規則的に生み出されるためにスノーボードで言えばハーフパイプのように素人でも分かりやすいと思います。
但し、個人的には同じ波過ぎて飽きてしまうかな。

一番良いのは「志田下」で素晴らしいコンディションになること。
イベント期間を4日からもっと増やすのが現実的な案でしょう。

「WSL」のイベントでも2週間は期間を設けるのだから。

「サーフランチ」

日本着工に向けて最終段階!ケリーのウェイブプール「サーフランチ」が千葉に出来る!?
ケリー・スレーターが10年の歳月をかけてチームと共に建設した ウェイブプール「サーフランチ」 カリフォルニアの内陸部「lemoore」にあるこの人工の波はサーフィンの未来を確実に変えている。

参加選手

参加選手の枠はメンズ、ウィメンズ共にショートボードのみで各20名、合計40名。
ショートボードというのは、上の動画で紹介したようなサーフボード。
他に大きく分けるとロングボードという大きなサーフボードの競技がありますが、今回はショートボードだけです。

同じ国の選手はメンズ、ウィメンズ各2名が上限。(例外として3名まで)
サーフィンはブラジル、アメリカ(ハワイも含まれる)、オーストラリアが世界の三強なので、この3カ国の代表争いは熾烈になることが必至です。

選考基準は優先順位の上位から
1.2019年のWSLワールドツアーのメンズトップ10とウィメンズトップ8。
2.2020年『ISA World Surfing Games』のメンズの上位4名とウィメンズの上位6名。
3.2019年『ISA World Surfing Games』、メンズの上位4名とウィメンズの上位4名(アフリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニアの男女トップ1名ずつ)
4.2019年『Pan American Games』のメンズ、ウィメンズ共にトップ。
5.開催国枠メンズ1名、ウィメンズ1名。

WSLワールドツアーとは、先に紹介した通り、世界最大のサーフィンプロ組織の最も上のツアー。
メンズは34名、ウィメンズは17名しか参加出来ません。

『ISA World Surfing Games』とは、国際オリンピック委員会(IOC)とも関係があるアマチュアの世界最大の組織、ISAが主催する大会。
これはWSLよりもオープンで、日本で開催された2018年は42カ国、197名のサーファーが参加。
日本代表が強く、五十嵐カノアが2位、村上舜が4位に入り、団体では初の金メダル獲得。

五十嵐カノアの名前は聞いたことがある方が多いと思います。
背の高いイケメンの若いサーファーです。
両親は日本人だけど、アメリカで生まれ育ったので、半分「大坂なおみ」タイプです。
日本語より英語が得意で、考え方はアメリカ人。
でも、日本人の良さも兼ね備えたスーパースターです。

国籍もずっとアメリカでしたが、オリンピック出場のために日本に変えて出場。
WSLワールドツアーでは唯一の日本人なので、ほぼ確実代表選手に選ばれるでしょう。

それに金メダル候補だし、ルックスが良いので一番注目されることは間違いありません。

最後の「Pan American Games』は一般的ではないので詳細は不明ですが、
北米、南米(つまり、アメリカとブラジルが主)の大会だと思います。

以上の選考基準から考えると強豪国で固められる一方、思わぬ国の選手が選ばれる可能性もあります。
例えば、2018年の日本が団体金メダルを獲得した『ISA World Surfing Games』で個人金メダルを獲得したのはアルゼンチンの選手だし、3位はペルーの選手でした。
かと言ってその選手がダークホースかというとそうでもなく、世界にはWSLワールドツアーに参加出来なくても上手いサーファーは沢山いるってこと。
そして、自然相手のサーフィンは波にも左右されるので、その辺を見ていると面白いです。

WSL/五十嵐カノア

チケット

Photo: ©Tokyo 2020

サーフィンは3,000円で観戦可能

2020年東京オリンピックの観戦チケット販売概要が1月30日に発表されました。
開会式は一番良い席で30万円なんて驚くような料金もありますが、サーフィンは3,000円。
下限が2,500円だし、スタジアムがあるわけではないので、まあ妥当な料金でしょう。

但し、一日の通し券か半日なのかとかの詳細はこれからです。

2019年4月以降に公式サイト上での抽選申込が開始。
同6月中旬以降に発表される予定。
抽選に外れた場合でも、秋から先着販売が始まり、更に2020年春以降に販売所でも購入可能になるそうです。

まずはID登録から。

チケット販売サイト
https://tokyo2020.org/jp/

Photo: ©Tokyo 2020

まとめ

2020年東京オリンピックではサーフィンの他にスケートボードも追加競技として初めて選ばれています。
サーフィンと共に文化、カルチャーが根付いたスポーツとして注目を浴びています。

サーフィンと他のスポーツとの違い。
そもそもサーフィンをスポーツと思っていない人も多いでしょうが…。

サーフィンには「サーフミュージック」「サーフファッション」があるけど、他のスポーツにはないでしょ?
と真木蔵人氏がこの前の大原洋人(日本代表候補です)とのテレビ番組で言っていたのがまさにそれ。

サーフィンってそれ自体が文化なんです。

大袈裟じゃない?と思う方はサーフィンをしてみてください。
ハマれば100%納得すると思います。


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