世界のサーフィンニュースの個人的なランキング。
No.1 2021年CT開幕戦が始まるも…

PHOTO:© WSL/Tony
今年はコロナで幻のシーズン。
前倒しで2021年シーズンを12月のハワイからスタートさせることになり、ウィメンズはマウイ島、メンズはオアフ島で無事に始まりましたが、ウィメンズはシャークアタック、メンズはCEOエリック・ローガンのコロナ陽性で共に中断。
完璧に出鼻をくじかれました。
各イベントのトピック的にはまあまあ豊富で、そもそも1年ぶりのCT。
ウィメンズは2019年にカミングアウトしたタイラー・ライトがLGBTQ+(LGBTにも種類があるそうです)の代表アスリートとして肩の国旗を変更。
「LGBTQ+」コミュニティの象徴である11色の「プログレス・プライドフラッグ」は6色のレインボーに加え、黒、茶、水色、ピンク、白が入り、グラフィックデザイナーのダニエル・クエイサーが2018年に作成したものです。

PHOTO:© WSL
タイラーはコロナ禍で開催されたWSLカウントダウンでもヒート中にブラック・ライブズ・マターを訴えるなど現在のWSLの中で最も自らの主張をするサーファーです。
ワールドチャンピオンならではの孤独、そして責任感。
素晴らしい人だと思います。
メンズはトライアルの波が凄い良く、今のところのハイライト的なのはセス・モニーツの兄、ジョシュアのファイナルで乗った2本のパイプライン。
これ、本戦でやられたらガブリエルでも倒せますよね。
今年は日本語放送がありませんが、脇田さん風に言えば「半端ないっす」です。
本戦ではケリーがコロナ禍にバリ島でオーダーしたMike Wooのツインフィッシュでパドルアウトしたり、怪我人によるワイルドカード枠を決めるレオナルドとマイキーによる特別ヒートが行われてレオナルドが勝ったり、イタロは相変わらずぶっ飛んでたり、JJFは「Hurley」から離脱して立ち上げたFlorence Marine X」のトランクスや、インタビューではキャップを被っていたり、ジョシュアがガブとエイドリアーノを倒したりと色々ありましたね。
まあ、コロナで全て吹っ飛んでしまいましたが…。

フィッシュでパイプのケリーさん
PHOTO:© WSL
とりあえず、WSLからの続報待ちですね。
ライブを見ているとマスクしているサーファーは半々って感じで結構ゆるいので、もしハワイが再開しても長いシーズンでは何度も同じことがありそうです。
そもそも丈夫な選手ならコロナなんて平気なんでしょうけど、プロスポーツだからそういう訳にはいかないのでしょう。
No.2 トリプルクラウンが映像形式に変更

PHOTO:© WSL
これもコロナ絡みですけど、今年はトリプルクラウンがリアルコンテストではなく、映像形式に変更。
例年だと年末にハレイワ、サンセット、パイプの3戦で決めるのですが、今年はハレイワがない。
それに最初にパイプラインが来ちゃうスケジュール。
もうスケジュール乱れまくりでした。
映像形式っていうのも微妙だし、サーフラインのWOTW「O’Neill Wave of the Winter」にもかぶっちゃう。
でも、仕方ないです。
新たなヒーローが生まれる可能性を願っています。
No.3 ケリア・モニーツに第一子誕生

via keliamoniz instagram
最後に明るいニュース。
2xロングボードチャンピオン、ロキシーガールのケリア・モニーツに第一子誕生!
ケリアは妊娠中、それもギリギリまでサーフィンしていたみたい。
お腹でかいのに波に乗っている姿がInstagramに上がっていましたよね。
ケリアの弟はセス、そしてジョシュアも。
父はトニー・モニーツ、叔父はカービー福永。
ハワイを代表するサーフィン一家に新しい命が誕生。
めでたいです。